木製建具・家具を彩る木々の文様、細かなあしらい。
美術工芸と称されるこれらの美しい細工は『組子細工(くみこざいく)』と呼ばれています。
組子細工は釘や接着剤を用いずに、小さな木の部品を組み立てて作りあげる技法です。
組子細工の組み立て方法は多種多様にあり、様々な木片の組み合わせで多くの美しい幾何学模様が作り上げられます。
木々のみで作り上げられるこれらの細工は、昔から受け継がれてきた技術を駆使して寸分の狂いもなく作られます。まさに熟練した職人のみが扱える技術と言えます。